
大手のネット通販でもよく見かける並行輸入品とは一体どんな商品なのでしょうか?信用して購入していいのでしょうか?並行輸入の仕組みやメリット・デメリットについてお話します。
抱っこ紐の並行輸入品とはどんなもの?
「並行輸入品」
楽天やAmazonでお買い物をされる人なら一度は見たことがあるのではないのでしょうか?
抱っこ紐や海外メーカーの育児用品などにおいても並行輸入した商品が日本国内で販売されています。
通常ですと、海外メーカーの商品には輸入元企業が存在します。日本の輸入元企業(総輸入元や正規輸入代理店と呼ばれる)は本国のメーカーと正式に契約を交わした上で、日本国内での販売やPR、サポート業などを請け負います。そして総輸入元が直に消費者に販売したり、国内の小売店に卸して代理販売をしてもらっています。この総輸入元企業を経由して販売されている商品を正規輸入品と言います。
いっぽう並行輸入品は総輸入元を経由せずに独自ルートで仕入れた商品のことを言います。
並行輸入品のメリット
並行輸入品の大きな特徴はなんといっても安いこと。
値段はピンきりですが、大抵の場合正規輸入品に比べて安価です。中には半額以下の驚くべき値段で手に入れられるものもあります。
国内の売れ筋抱っこ紐の正規輸入品と並行輸入品の価格を比較してみました。(2017年楽天より)
●エルゴベビー バンドルオブジョイ(オーガニック抱っこ紐とインサートのセット)
正規輸入品 23,004円
↓
並行輸入品 8,756円
●ボバ ベビーキャリア4G
正規輸入品 17,280円
↓
並行輸入品 4,980円
●ババスリング
正規輸入品 12,960円
↓
並行輸入品 5,200円
安すぎ・・・
特に安い商品をピックアップしてみたのですが、三分の一以下の価格で買える物もあるなんて笑えてきます。
確かにこれは大きなメリットでしょう。
並行輸入品のデメリット
価格が安い代わりに怪しさは満載ですよね。
一番大きなデメリットは本物か偽物かよくわからない。もし偽物であれば自分は何を使っているのか分からないということですよね。大事なわが子に使うには不安です。
そしてたとえ本物であったとしても、商品にトラブルが生じた場合などのサポートは一切受けることができません。
並行輸入品の中には独自に保証を付けている商品も中にはありますが、商品の取扱を予告なく終了したり仕入れ困難になる場合も考えられますし、そして基本的には未使用の状態で明らかに使用に差し支える欠損がある場合のみ対応してもらえると考えたほうがいいと思います。
並行輸入品は本物?それとも偽物(コピー)?
並行輸入品といっても偽物でも文句言えないような激安品から、通常価格よりも3割程度安い”本物か偽物か微妙なライン”の商品、そして正規品と大して価格差はないけど割安で本物の説得力をまとった商品までさまざまです。
それらの価格差は一体何なのでしょうか?性能の差や本物と偽物の差でランク付けされるものなのでしょうか?
私は”並行輸入品“として売られているものに関しては価格はどうあれ全て警戒すべき商品だと思います。
どんなルートでやって来るのか
並行輸入品の輸入ルートをリストアップしてみました。商品の出処の信用度が高い順に考察しています。
①海外メーカーから直に卸してもらい輸入する
もっとも信用できるルートと言えばメーカーから直に商品を提供してもらうこと。直接契約なので仲介業者もありませんから、メーカーの卸値で仕入れることが可能です。
一度に大量に購入すれば卸値が割安になる可能性も高く、利益を度外視すれば半額近くの売値で出品できるかもしれません。
ですが、この可能性はまず無いと言い切ってもいいでしょう。
メーカーが日本の正規輸入元以外の日本会社に卸すのは契約違反です。日本全国に販路を広げようと日々奮闘している正規輸入元との信頼関係を壊してまでイチネット店舗に肩入れする理由も旨味も全くありません。
②海外メーカーの純正品を扱う海外の販売店から買い付けて国内で販売する
こちらもメーカーの純正品であることは確実です。ですが①とは違い海外の販売店舗を挟むため、仕入れ値はグッと上がるでしょう。半額以下というのはまず不可能です。
たとえば個人輸入で数個買って日本で販売する場合はおそらくその国の通常販売額で購入することになると思います。それだと日本よりは割安で購入できたとしても送料や諸経費を上乗せすれば国内正規品の方が安くなる場合もあります。
では、大量に買い付けたらどうでしょう?
もしかしたら販売店が通常価格より安く売ってくれるかもしれませんが、メーカーも常日頃販売店ごとの売上目安をリサーチしているはずですので、突然大量に売れだしたら何かあるのでは?と不審に思いますよね。仲介の販売店もメーカーとの信頼関係を壊してまで目先の利益に飛びつくとは思いません。また、仮に並行輸入で売り出すとしても正規輸入品とそこまでの価格差を付けられないでしょう。
③海外メーカーが委託している工場から純正品を流す業者から仕入れる
そんな業者がいる可能性、0とはいえませんが納品数が違えばメーカーに即バレます。
もしかしたら本物の中でも売り物にできない訳あり品を卸している可能性も無きにしも有らずですが、日本では訳ありといえど「小さなシミがある」「縫い目が左右で均等でない」など気にならない程度を想像しますが、海外の不良品の基準はもっとゆるくて「パーツを逆に縫い付けた」「あるはずのボタンがない」などどうしようもないレベルなので、そういったものが流出する可能性は考えづらいでしょう。
④偽物を製造している海外の業者から仕入れる
ここからが本物の確立0%です。
日本でもおなじみのコピー大国中国では抱っこ紐のコピー品が大量に作られています(正規の製造工場もありますよ)。
クオリティや業者によって卸値は異なるでしょうが本物と比べてだいぶ安いのは確実です。楽天やAmazonなどで見られる格安特価も偽物であれば可能でしょう。
⑤偽物を売っている海外店舗で購入し販売する
日本の近隣にはコピー商品を堂々と街中で販売している国があります。
そういった国で格安の偽物を購入してそれを日本で販売すれば安くうれますよね。イチ小売店から大量に買い付けたとしても所詮偽物なので目をつけられることもありません。
中には本物だと信じて売っている小売店や、本物だと信じて購入している日本の仕入れ業者も存在する?かもしれませんが、なんにせよ偽物を販売するのは言語道断ですね。
日本の並行輸入品のほとんど(2、3割安以下で売られている商品)が④⑤ルートではないかと思います。
並行輸入品はほぼ100%ニセモノ
考えうる輸入ルートについて考察してみましたが、ご覧のように並行輸入品で本物を安価で日本国内に流通させることは“ほぼ”不可能だと思います。
”ほぼ”というのは、②の個人輸入で日本の正規品より少し安く販売することは場合によれば出来なくはないからです。
しかし少し安くてサポートのない並行輸入品ならサポートのしっかりした正規輸入品を買うべきでしょう。
ということで、安く販売されている並行輸入品はニセモノです。
並行輸入業者が「偽物に注意」と言ってるけど…
並行輸入業者の中でも商品説明ページが作り込まれていたり、価格が安いカラクリを丁寧に説明していくれていたり、中には「偽物に気をつけて」と注意喚起しているものまであります。
そこまで断言してくれると信用していいのでは?と思ってしまいますが、やっぱり価格が真実を物語っていると思います。
彼らは自分たちの利益ばかりを考えていて、商品のことを大切に思っていません。というとこはお客さんのことも大切に思っていないということです。
本当に困った時に頼りになるでしょうか?どうせサポートが受けられないのなら新品の並行輸入品より、信頼できる人から中古で譲り受けたほうが安心して使えるのではないでしょうか。
通常価格なら全てが正規品?
通常、正規輸入品であればメーカーの販売目安価格に各店舗が価格を揃えているはずです。しかし中には悪質な業者がいて、偽物なのに正規品と価格を揃えてさも正規品のような印象を抱かせている可能性が無いとはいい切れません。
ではそういう場合はどのように見分ければいいのでしょうか?
本物を見分ける確実な方法をこちらの記事でまとめてみました。
投稿者プロフィール
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こまりと申します。育児業界で働いていた子育て中のママです。育児の現場で多くのママさんたちと接してきたなかで、育児においていちばん重要なアイテムは抱っこひもであると確信しました。「抱っこ紐を制するものが育児を制す!」抱っこ紐でお悩みのママさんたちのお役に立つべく、ぶちゃけ気味にブログを綴っております。
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