
一見して同じようなデザインの抱っこ紐でも
その価格はメーカーによってさまざまです。
抱っこ紐選びにおいて
価格はとても重要な条件の一つ。
では、安い抱っこ紐と高い抱っこ紐には
どんな違いがあるのでしょうか?
抱っこ紐の価格はバラバラ
抱っこ紐の価格帯はとても幅が大きいです。
抱っこ紐のタイプによっても
価格が変わってきます。
一枚布のベビーラップやシンプルなおんぶ紐は
2~3千円から高くても1万円でお釣りが来ます。
スリングも同じぐらいの値段です。
売れ筋のババスリングは1万3千円程度と
少し高めですが、一万くらいの予算で
だいたいの商品が買えるのではないでしょうか。
そして一番価格差があるのが
両肩掛けタイプのリュック型抱っこ紐です。
たとえば育児用品の量販店に行けば
3千円代くらいの商品がある一方で、
高いものだと3万円近くするものまであります。
10倍近い価格差というのもスゴイですよね。
スリングやラップとリュック型の抱っこ紐の間に
価格差があるのは当然だと思います。
そもそも作りが大きく違うので
パーツの数や材料、作業工程数なども
全く異なるからです。
問題は、スリングならスリング、
リュック型ならリュック型というように
同じ抱っこ紐のタイプでもメーカーによって
大きく価格差があるということ。
そういった場合に私たちは価格差を
どのように捉えれば良いのでしょうか?
安い抱っこ紐と高い抱っこ紐の違いは?
抱っこ紐の価格は2極化している

以下は同じタイプの抱っこ紐の中での
価格差についてのお話です。
先程申し上げたように、
リュック型の抱っこ紐には10倍近い
価格差があります。
そして、その価格差は階段状ではありません。
1万円以下で買える安いグループと、
アクセサリも含めて2万以上するような
高価格グループの2極化の傾向が見られます。
この2つのグループの違いは何なのでしょうか?
安い抱っこ紐はこんな抱っこ紐
安い価格帯の抱っこ紐の特徴はこんな感じ。
以下の条件のどれかを満たしている場合が多いです。
- 機能が制限されている
(抱き方のバリエーションが限定されている、
腰ベルトがない、新生児は使えないなど) - 高価格商品の廉価版
(同じメーカーが開発した機能や
素材などを簡素化したモデル) - 国内のみに流通する中小企業の商品
(流通コストや、広告費などをかけずに済むため安い) - 人気抱っこ紐のアイデアを拝借した量産品
(トレンドに合わせて多機能に作っているが質と値段が比例している)
このように安い理由によって
商品の良し悪しも変わってきます。
機能が制限されているものは、
省かれた機能によって快適さが失われる
場合があります。
例えばベビービョルンのオリジナル抱っこ紐は
しっかり作られていて人気ですが、
腰ベルトがないため、負担が大きくなり
生後6ヶ月程度ぐらいまでで
使用をやめてしまうお母さんも多いです。
人気メーカーの廉価版であれば、
素材やパーツの質を落としている部分もあるため、
通常版と比べると使用感はずいぶん劣ります。
しかしメーカー独自で設計しており信用できる商品です。
また、流通規模の小さい国内企業の
オリジナル商品ですが、
日本の企業は商品をしっかり研究した上で
こだわりを持って作っているものが多いです。
ですが取扱の少ない商品は
使用者の情報を得ることが難しいですし、
実物を試すことも困難なので不安な面もあります。
そしてトレンドを取り入れた系の量販モデル
(育児用品店などにある見慣れないメーカーの商品等)。
「この値段でこの機能がついて、あんなことが出来て」
と興味をそそられますが、
他社の抱っこ紐のアイデアのいいとこ取りが仇となって
商品のバランスが悪くなっていたり、
海外の委託工場の仕事が雑だったり、
快適性が全く考慮されていなかったり
などの理由から、正直オススメできません。
それならベビーラップなど同価格帯でも
シンプルな商品のほうが数10倍良いです。
とはいえ、だからこその安価なので、
文句を言うのも筋違いかもしれませんね。
以上のように価格の安い抱っこ紐には
何かしらの理由があるわけです。
安いということは一番のメリットではありますが、
安い抱っこ紐を買うにはデメリットを伴う
ということを念頭においた方がいいでしょう。
仮に、安くて本当に良質の抱っこ紐が存在するなら、
今頃街中のお母さんが使っているに違いありませんよね。
高い抱っこ紐はこんな抱っこ紐
高い抱っこ紐の特徴はこのような感じです。
- メーカーが独自に開発・設計を行っている
- 素材や制作工程にコストをかけている
- 大手メーカーの量産モデル
(販売数も多いがそのぶん宣伝にコストをかけている) - 多機能搭載モデル
(メーカーが最も力を入れているモデル)
多くの高価格帯のモデルは
上記のいずれか一つの条件に該当するというより、
どの条件も満たしている場合が多いです。
有名メーカーの看板商品などは
多くがこのパターンではないでしょうか。
大手メーカーの抱っこ紐は流通数が多いです。
さらなる市場拡大のために広告費も掛けますし、
顧客満足度を上げるためには
快適性のある質の高い商品を提供しなければ
勝負になりません。
また、大手メーカーは例えば
”新生児から使える”、”前抱きができる”
といった時代時代のニーズに合わせて
競合メーカーの機能を取り入れることもありますが、
ただ技術をマネるだけでは
抱っこ紐の機能的なバランスが失われる恐れもあるため
(パクリと思われブランドの価値を下げる)、
自社の商品に最適な形で流行りの機能を取り入れるなど、
あくまでオリジナルの商品開発を徹底しています。
そのぶん研究開発費が掛かるのも当然です。
以上のことを踏まえると、高価格の抱っこ紐は
各社がプライドをかけて快適性を追求した
オリジナルの勝負モデルであることが分かります。
競合他社に負けない上質な商品を作るとなると
コストが掛かるのはもっともですが、
ブランディングのためにある程度の価格帯を維持するのも
戦略のうちなのかもしれません。
できることなら高価格帯のものを選ぶべし

価格の安い商品、高い商品。
それぞれにメリット・デメリットはあるでしょう。
ですが私がオススメするのは高価格帯の抱っこ紐です。
もちろん出産となるとあれこれと揃えるものも多く、
一つ一つの商品コストを下げたいのも当然です。
私も今は育児業界とは関係ない人間なので、
できることなら安くて良い商品をオススメしたい!
と思っているのですが、
抱っこ紐に関してだけは他のグッズの予算をちょこちょこと削減してでも
多少お値段のする物を購入していただきたいと思っています。
なぜなら抱っこ紐はとても頻繁に使うものですし、
抱っこ紐でいかにラクできるかで育児に対する向き合い方が決まってくる
と言っても過言ではないくらい影響力の大きいものだからです。
もちろんお手頃な抱っこひもの方が体にしっくりくる場合であれば
それがあなたにとって最適な抱っこ紐でしょうから
その商品を使えばいいと思います。
ですが、抱っこ紐をいろいろと試着してみて
「高い〇〇の抱っこ紐のほうがラクそうだけど、
安い〇〇もそこまで悪くなさそうだし安い方で良いかな」
くらいの感覚であれば
よりラクだと感じた高い抱っこ紐を選んだ方が絶対にいいです。
はじめは3キロ足らずの赤ちゃんですが
あっという間に5キロ、10キロと成長していきます。
実はこの時からが本当の戦いなのです。
「まぁいいか」で使い始めた抱っこ紐が
「あれ、何か痛い」から「もうダメ、限界!」に変わるのもあっという間。
(私もずいぶん痛い目に遭いました。)
しかし母体に限界が来たからと言って赤ちゃんの成長は待ったなし。
さらにぐんぐん大きくなり、
お母さんの肩や腰に抱っこ紐がグイグイ食い込んできます。
それでも抱っこなしでは育児できません。
喜ばしいことではありますが、ほんと苦行ですよ(汗)。
こんな状況下でお母さんたちが思うことはただ一つ。
「抱っこ紐買い換えよう」です。

とあるメディアの調査で、
世のお母さんのうち6割以上がセカンド抱っこ紐(複数の抱っこ紐)を
所有しているという結果が出ました。
もちろん役割によって使い分けるこだわり派のお母さんもいらしゃるのでしょうが、
最初の抱っこ紐では手に負えなくなり
買い換えざるを得なかったお母さんも実は多いのではと思います。
コストを抑えようと安い抱っこ紐を買った結果、
体を痛め、さらに高い抱っこ紐を買い直すなんて本末転倒ですよね。
先程も言いましたが、
抱っこ紐の快適さが育児の方向性に大きく影響するのは事実です。
はじめは実感がわかないかもしれませんが、
もし予算が許すのであれば
長い目で見て快適な育児をするために
抱っこ紐の価格帯について今一度考えられてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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こまりと申します。育児業界で働いていた子育て中のママです。育児の現場で多くのママさんたちと接してきたなかで、育児においていちばん重要なアイテムは抱っこひもであると確信しました。「抱っこ紐を制するものが育児を制す!」抱っこ紐でお悩みのママさんたちのお役に立つべく、ぶちゃけ気味にブログを綴っております。
当ブログとプロフィールの詳細はコチラ




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